メディア掲載情報

医療法人唐虹会 虹と海のホスピタルに関して、雑誌などのメディアに紹介された記事を掲載しています。

ぐらんざに、マインドフルネスの記事が掲載されました!

福岡市のフリーペーパー「ぐらんざ」で、マインドフルネスが紹介されました。

 

心のケアの専門病院「虹と海のホスピタル」では、今注目されている心のエクササイズ「マインドフルネス」をいち早く治療に取り入れています。今回はマインドフルネスについて、看護師・黒木久子さんにお話を伺いました。

 

感情に振り回されないためのセルフケア

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-マインドフルネスは2007年から米国グーグル社でも社員研修に導入され、集中力や創造性の向上に役立てていると伺いました。

 

「はい。まだ日本では聴きなれない言葉だと思いますが、簡単に言うと、自分の中で起きる様々な感情に気づき、自分を客観的に捉えていく為の“心のエクササイズ”だと言えます。マインドフルネスは、「今この瞬間」の自身の体験に注意を向け、現実をあるがままに受け入れるトレーニングでもあります。これが身に着くと、ストレスを感じる場面においても、否定的な感情に飲み込まれることなく、いつでも”自分”を取り戻すことが出来るようになるのです。”自分で自分を整える方法”だととらえて頂くとわかり易いかもしれません。

 

-具体的にどのような患者さんに有効なのですか?

 

「例えば、過剰服薬やリストカットなどの衝動的な自傷行為が軽減された、というデーターが報告されています。つまり発作的に”自分”を保てなくなった時、マインドフルネスを行う事で平常心を取り戻し、冷静な自分になれる、ということです。マインドフルネスの効果については多くの実証的研究報告があり、医療現場はもちろん、ストレス対処の一つとして、教育、ビジネスの現場でも活かされているようです。

 

-「虹と海のホスピタル」では、どのように取り入れているのですか?

 

「当院では昨年からマインドフルネスを治療の一環として導入しています。考え方や呼吸法などの実践を通して、患者さんと一緒にプログラムを進めています。導入後、実際に衝動的行動をとりそうになったとき、ご自身で抑えることが出来た方もいらっしゃいます。日々のトレーニングが御自身のみを守った、本当に嬉しい報告でした。」

 

-最後に今後の目標などを聴かせて下さい。

 

私の大好きな映画「アナと雪の女王」で、”ありのままの自分を受入、自分らしい自分となる”というフレーズがありますが、まさにこれこそマインドフルネスの考え方だと思っています。現在ストレスケア病棟で入院患者様に対して実施していますが、来年からは外来でも対応予定です。ぜひマインドフルネスを習得していただき、少しでも多くの方のサポートができれば嬉しいですね。」

 

-マインドフルネスという新しエッセンスを取り入れてみることで、より豊かな毎日を目指せそうですね。